はじめに
こんにちは、くじらです!
本日は、プロジェクションマッピングとは何?というところから、
プロジェクションマッピングの起源について、その歴史を調べてまとめて
みたいと思います!!
3分ぐらいで読めるようにまとめてあります。
ぜひ、ご覧になっていってください!
そもそもプロジェクションマッピングとは?
プロジェクションマッピングとは、立体的な物体をスクリーンにして映像を投影する技術、およびそれも用いた映像表現やパフォーマンスのことです。
プロジェクションマッピングの最大の特徴は、映画のような平面のスクリーンではなく、建物などの立体物や空間に重ねた映像を投影し、様々な視覚効果を与える点です。
例えば、映像の視覚効果によって実在する建物が変形したり、人物やキャラクターが登場したりする表現が可能になります。
ちなみに、プロジェクションは投影、マッピングは貼り付ける、位置付けるという意味です。
プロジェクションマッピングとは?仕組みや活用例を紹介 | ゲーム情報局 (amgakuin.co.jp)
これらのことから分かるのは、プロジェクションマッピングの大枠をつかむ
ためのキーワードは、「立体」、「空間」、「投影」ということですね!
ところで、「プロジェクションマッピング」という言葉をニュースなどで聞くようになったのは、ここ10年ぐらいの話の様な気がしますよね。どのように誕生し、普及していったのでしょうか?
その起源と歴史は?
2012年に東京駅に??
日本国内で‘プロジェクションマッピング’という単語が一般的に知られるきっかけとなったのは、2012年の東京駅丸の内駅舎保存・復原完成後に行なわれた光のショー「TOKYOHIKARI VISION」だろう。東京駅丸の内駅舎という複雑な凹凸のある建物をスクリーンとして使い、高精細フルCGによる美しい光を映し出したものだ。この光のショーと新駅舎を一目見ようと押しかけた来場者数は予想を大きく上回ったため、安全を配慮してイベントを中止せざるを得なくなったというのも記憶に新しい。
‘プロジェクションマッピング―古典的技術から生まれた最新メディア|NECネクサソリューションズ (nec-nexs.com)
有名になったきっかけは、執筆時点(2023)から約10年前の、2012年に行われた、「TOKYOHIKARI VISION」という、復元が完成した東京駅という立体物をスクリーンに、CG映像を映し出したイベントだそうです!
この時期を分かりやすく示すと、
2012年といえば、5月22日に東京スカイツリーが開業した年ですね!
では、そのさらにさかのぼってみよう!
日本は少し出遅れていた??
日本で初めてパブリックビューイングが開催されたのは、2010年8月に神奈川県の逗子小学校での開催でした。幅約50mの校舎に投影し、「夏休みの小学校には秘密がある」というタイトルで我々プロジェクションマッピング協会が企画・実施し、約1,000名が集まりました。
プロジェクションマッピング協会 藤井事務局長インタビュー vol.2 | ULVAC
どうも、日本で最初に「プロジェクションマッピング」という試みがその系譜をもって日本に輸入され実現したのは、2010年8月の、こちらの、小学校をスクリーンにするものだったそうです!
プロジェクションマッピングの歴史 | 田副暢宣事務所 (anantenna.info)
↑こちらのページによると、
しかし、なんと、ヨーロッパでは、2004,2005年という更に前の時期から、企業がイベントや広告として、プロジェクションマッピングという手法が使われたいたというのです!さすが芸術が日常に溶け込む町、ヨーロッパといったところですね!
そしてさらにさかのぼると、一つの終着点があるようです。
あの「夢の国」がプロジェクションマッピングの原点!?
プロジェクションマッピングは最新技術と謳われることもありますが、実はベースにある考え方や手法は古くから様々な場所で行われています。
有名な例えではアメリカのディズニーランドで1969年8月にオープンしたアトラクション「ホーンテッドマンション」に出てくる、不気味にしゃべる胸像の仕組みにはプロジェクションマッピングの技術が使用されています。1983年にオープンした東京ディズニーランドにも当初からあるので目にした方も多いのではないでしょうか。
プロジェクションマッピングについて | プロジェクションマッピング協会 (projection-mapping.jp)
なんと、プロジェクションマッピングの歴史を遡っていくと、
最後にはアメリカのディズニーランドのあのホーンテッドマンションで使われた技術が、
その歴史的な出発点だというのです!ディズニーすごい。だって、1969年ですよ!!
1983年からオープンした東京ディズニーランドでも、このプロジェクションマッピングの技術が使われていたということなので、この記事を見ている人の中にも、その歴史的な瞬間を知らず知らずのうちに見て楽しんでいた人もいるかもしれませんね!
更に知りたい方に向けてのおすすめ記事!
[連載] プロジェクションマッピング技術の変遷 #1「プロジェクションマッピング作品を通して見る技術課題」岩井大輔 | Seamless (shiropen.com)
↑こちらは、プロジェクションマッピングの様々な形について、映像リンクも挟みながら、丁寧に解説してくださっています。
私のこの記事をみている方の中には、インタラクティブな形のプロジェクションマッピングをイメージする方も多いのではないでしょうか。例えば、室内で子どもたちがジャンプすると、床や壁に投影された映像がリンクして動いたり、音を出すといった体験型のプロジェクションマッピングです!
そういったものについても説明してくれています!興味ある方必見です!
プロジェクションマッピングについて | プロジェクションマッピング協会 (projection-mapping.jp)
↑こちらは、前述のプロジェクションマッピング協会がまとめられている記事でして、
下記の引用のような、プロジェクションマッピングの仕組みやその面白さについてまで、とても詳細な解説がなされています。
作品事例なども載っているので、ぜひプロジェクションマッピングの他の作品をもっと見てみたい方は、こちらのリンクに飛んでみてください!!
プロジェクションマッピングで対象物が立体的に見える仕組み
人が物体や風景を見たとき、平面なのか立体なのかどれぐらいの奥行きなのかといった情報は左右の目でみて認識します。
その際、陰影やパース(遠近感)、ピント具合といった情報からも立体物の形状を判断しているのですが、プロジェクションマッピングでは、まさにこうした陰影とパースを使って立体感や空間感を演出しています。
プロジェクションマッピングでは投映対象が持つデザインや凹凸に対し、映像によって設計した形や色、陰影を与えます。
それにより、見る人の目に錯覚をおこし、対象がより立体的に見えたり、そしてあるときは 全く別の表情が浮かび上がり、更には動かないはずのモノが本当に動いているかの様なリアルな立体感、空間感を表現することができるのです。
1minute Projection Mapping in 小田原城のゲスト作品(Full Verはリンク先へ)
プロジェクションマッピングについて | プロジェクションマッピング協会 (projection-mapping.jp)
終わりに
プロジェクションマッピングの起源についての記事、いかがだったでしょうか。
「プロジェクションマッピング」という言葉が浸透したのはここ10年ほどのこと(2023年より振り返って)ですが、その商業的な歴史はヨーロッパで2004年頃に広がりをみせていました。
そして、その原点には米ディズニーランド!! なんとも壮大な歴史ですね!
では、本日はここまで。楽しんでいただけましたか?
他の記事でも、私が気になったことについてまとめてみたりしているので、
ぜひご覧になってみてください!!!
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