はじめに
こんにちは、くじらです。
今回は、漫画『聲の形』を読んでの感想を、書いてみたいと思います!
作品の概要

あらすじとしては、
上記のポスターの真ん中で、上に手を伸ばしている男子高校生(石田将也(しょうや))が、かつて小学生の頃にいじめていた、真ん中で後ろで手を組む、耳に障害を抱えた難聴の女子高校生(西宮硝子(にしみやしょうこ))と向き合い、過ごしていく日々を描いた作品です。
原作の漫画は様々な賞を取り、映画化もしました。
私は、漫画を読みましたので、
それについて以下、感想を述べます!
読んでみての感想
ひと言で言えば、様々なタイプの人間の、複雑に関わり合う機微が、丁寧に描かれた作品だと感じました。
例えば、植野直花(うえのなおか)という、やんちゃな気性の女子が登場します。彼女の行動の描き方が秀逸でした。
彼女は、一貫して素直な気質です。それゆえ折りの合わない人間には強く当たるし、気になる人にはなんとかしてでも振り向かそうとする。そうすると、植野は、一見するとわがままで、やさしくないように見えます。
しかし、そこにこそ、人間としての魅力が詰まったキャラクターでした。
また、西宮硝子の母親も、私の好きなキャラクターです。
彼女は、自身の娘が三歳の頃、娘が難聴であることに気がつきます。そして、旦那家族はその事実を受け入れることができず、彼女は離婚することになります。その後、硝子と、そのとき身ごもっていた硝子の妹の「結弦」を育てていく決心をします。
彼女は、人前で笑うことも、泣くことも、あまりしません。娘には厳しく接します。
彼女の、障害を持つ硝子の母親としての覚悟や、これまでの苦労、あるいは彼女の本質にある素直な性格とを、ひしひしと読者に感じさせる、あの独特な雰囲気は、彼女だから出せるものでした。
最後に、
この『聲の形』という作品を読むとどうしてか、人との関わりというものについて、より積極的になろうと思えるエネルギーをもらえます。これは、私に限った話ではないと思います。
そういう力のある作品であることが、この作品の数ある内の、私が思う一つの確かな魅力です。
関連情報
アニメ映画公式サイト→映画『聲の形』公式サイト (koenokatachi-movie.com)
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